2012年06月30日

野蛮人のテーブルマナー

元外交官、佐藤優さんの著書。

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野蛮人のテーブルマナー (講談社プラスアルファ文庫)

この本が面白いのは以前から知っていたけど、本は買うタイミングみたいなのがあって、最近やっと買う気になりました。

そんで読んでみるとやっぱり面白い。
インテリジェンスの技術的な事や、高度に政治的な問題がいろいろと書かれていて非常に勉強になります。


これを読むと、おれもインテリジェンスオフィサーに一歩近づいた気がする(笑

野蛮人のテーブルマナー (講談社プラスアルファ文庫)
佐藤 優
講談社
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2012年06月03日

BORN TO RUN

この本を読めば誰もが走りたくなる、魔法の本。

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BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

筆者が幻の走る民族タラウマラ族を探す旅から始まるこの物語は、最終的にタラウマラ族と最強のウルトラランナー達とのレースで幕を閉じます。

しかし途中で走るという事に関する学術的研究についても書かれていて、こっちも非常に興味深い内容。
かなり以前から僕も思っていた、クッションの利いたハイテクランニングシューズの虚構についても書かれてる。
また人類の進化の謎にせまる、持久狩猟の存在やランニングマン説などは、親指はなぜ太いのか―直立二足歩行の起原に迫る (中公新書)を読んだ時以来の感銘を受けました。

最後のレースについてはあっさりと書かれているけど、タラウマラ族に挑むランナー達が個性的でいい。
ビブラムファイブフィンガーをメジャーにした通称ベアフット(裸足)テッドや、映画ナチュラルボーンキラーズの二人組っぽいカップルが面白い。

個人的に、こういう冒険ものと学術ものがいっしょになってる本が好きです。

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
クリストファー・マクドゥーガル
日本放送出版協会
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2012年05月13日

ワルに学ぶ「実戦心理術」

なぜワルほど成功するのかというところに焦点をあてた実践心理本。

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ワルに学ぶ「実戦心理術」 (王様文庫)

自分の株を上げる方法や失敗を逆手に取る方法などがふんだんに紹介されていて面白いです。
ワルの処世術はすごく勉強になる!


・・・まあ、実を言うとかくいうおれも昔はワルだったんですけどね。
どれくらいワルかったかというと、蛍の墓を見ながら途中で寝てたくらいやからな。
まあ相当のワルですわ。

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2012年03月22日

[本]冒険手帳

この本は初版が1972年という僕よりも早く生まれた本。
なので文章中ところどころの例えや言い回しは古いけど、しかし2012年現在に読んでもすごく面白い本です^^

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冒険手帳―火のおこし方から、イカダの組み方まで (知恵の森文庫)

この本で冒険と呼ぶのは人間らしさを取り戻す事だという筆者の考えに基づき、13の項目に分けて書かれています。
それは、
火をおこす・料理する・食べる・獲る・寝る・切る・結ぶ・歩く・伝える・測る・遊ぶ・救う・鍛える
という衣食住を中心とした人間の基本的な事。

イラストも豊富で、当時の冒険少年達は夢中になって読んだだろうなと現在の少年である鬼ノ下(33歳)は思うわけであります。


冒険手帳―火のおこし方から、イカダの組み方まで (知恵の森文庫)
谷口 尚規 石川 球太
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2012年02月13日

[本]女猟師

伝統的に男社会である猟師の世界で、女猟師にスポットをあてた本書。
長野・石川・兵庫・大分、4県5人の女性猟師に筆者が同行取材をしています。

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女猟師

彼女たちの本業は、農家であったり食べ物屋を営んでいたりといろいろ。
しかし兵庫の人はプロの猟師で、この項が一番おもしろかったですね。

猟師といえば秋田県の阿仁マタギが有名だけど、現在ではもう専業のマタギというのはいなくなってしまったそうです。
しかし兵庫県には狩猟で生計を立てている職業猟師が存在するんですね。

そのひとりである吉井さんは、親も猟師で小学校の時はよく家から電話が入り早退して猟に連れて行かれたという魅力的な子供時代を過ごした人(笑
銃猟では一般的な狩猟組で猟をする以外に「忍び」といわれる、犬を使わずにひとりで足跡を追跡していき獲物を仕留める技術が名人で、教えを請いにくる人もよくいるそうです。
あと警察犬を育てたりもしていて、非常に興味深い女性。

でも、山の不思議な体験をいろいろ語ってたのは・・・あれははちょっと怖い。

女猟師
女猟師
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2012年01月28日

[本]警視庁草紙

風太郎小説はだいたい持ってるけど、警視庁草紙は昔テレビで実写版をちょこっと見た時に「うーん、面白いんかあ?」という感じがあったので読まずにきました。

でもちょっと買ってみる気になって、そんで読んでみるとすごく面白い^^
やはり風太郎小説にハズレなしです。

警視庁草紙.jpg

大まかな流れは、明治時代を舞台に起きる不可解な事件に警視庁を相手取り元南町奉行所の一味が裏で立ち回るという話。
しかし主役格の元同心千羽兵四郎は、最後には警視庁抜刀隊の一員として西南戦争に出陣する。

まあ捕物帳としての話も面白いけど、個人的には登場人物の面々が面白いですね。
脇役・事件の当事者として出てくる、江戸時代の名残ともいえる首斬役の山田浅右衛門や牢奉行石出帯刀、ちょい役で出てきた居合抜きの長井兵助など。
また警視庁には新撰組の斉藤一が名前を変えて巡査として勤めていたり、元幕軍・官軍の者が入り混じっている。
実際こうだったんだろうなと思いますね。

この物語で一貫して読み取れる事は、時代の流れに抗う事の難しさですね。

警視庁草紙 上 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)
警視庁草紙 下 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

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